特長
ハロゲン系溶剤や芳香族炭化水素・エチレン系グリコールエーテルを含まない洗浄剤です。
優れた溶解力
即効性
発泡から硬化途中のウレタンフォームに対し、優れた溶解力を発揮します。
遅効性
発泡後の硬化が進んだウレタンフォームに対し、液浸透性が有り、フォームの膨潤から除去作業をし易くします。
適応性
ノズルの浸漬洗浄から、釜溜め洗い・吐出機での押出し洗浄まで幅広い使用方法により、フォームを除去します。
仕様
物性値
| 外観 | 淡黄色透明液体 |
|---|---|
| 引火点(℃) | 37 |
| 沸点範囲(℃) | 120~202 |
| 比重 20/20℃ | 0.945 |
| 表面張力(dyne/cm) | 34.2(25℃) |
| 粘度(mpas) | 1.8(30℃) |
| 臭気 | 低臭気 |
/
※上記物質性値は、代表値であり保証値ではありません。
溶性テスト・比較データ
テスト液
S730/(参考)塩化メチレン
使用フォーム
A社製フォーム P/R=100/77
*攪拌⇒17s±3s⇒クリームタイム⇒1m20s±15s⇒ゲルタイム⇒2m06s±20s⇒タックフリータイム⇒2m15s±20s⇒ライズタイム
テスト内容
発泡から硬化途中のウレタンフォームに、P、R液を混合攪拌後、30秒・60秒・90秒の一定間隔で洗浄液を滴下し、フォームの溶け方を定性的に評価する。
考察・結論
- 発泡開始前のウレタンフォームに対する溶解性はS730より塩化メチレンの方が、若干優れていたが、大きな優位差は無く、充分使用に堪えうる物と判断できる。
- 発泡後、経時にとり、ウレタンフォームの溶解は難しくなるが、発泡が進んだフォームにおけるS730と塩化メチレンの性能差は、同等か、S730が若干上回っていた。
結果・他比較
| S730 | 塩化メチレン(参考) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 溶解性 | テスト | 30秒 | ○ | ◎ | ||
| 60秒 | ○ | ◎ | ||||
| 90秒 | ○ | ○ | ||||
| 比較 | 特定化学物質障害予防規則 | 非該当 | 特別有機溶剤 | |||
| 作業環境管理濃度 | 設定なし | 50ppm | ||||
| 変異原性物質 | 非該当 | 該当 | ||||
| 比重 (20℃) | 0.945 | 1.326 | ||||
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