オートシステム株式会社が製造販売するモニター懸垂装置です。従来のモニター懸垂装置より操作性を向上させた新モデルを展開しています。
様々な臨床シーンに応じてモニターをセッティングできるので、ワークスペースを確保します。モニターの大型化や多様なアレンジが主流の中で、アーム上方向のストロークを確保することで、スムーズな操作性を実現しました。
また、クラレトレーディング株式会社の放射線防護板と組み合わせることができます。
特長
長いアームを生かした広い可動域
直径4.2mの範囲内で、自在なポジショニングを実現しました。330°のアーム旋回と280°のモニター旋回により希望の位置にモニターを移動できます。
放射線防護板・照明機と組み合わせ可能
これまで個別に天井へ取り付けていたモニター懸垂器と放射線防護板または照明器を同軸に取付が可能です。
これにより天井工事に掛かるコストを削減できます。
仕様
天井固定式・2方向レール式の2タイプよりお選びいただけます。
基本性能
| AS-MTF-W | AS-MTF-FE | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 基本仕様 | 方式 | 2方向レール式 | 天井固定式 | ||||
| モニター上下動 | 500m | 500m | |||||
| モニター旋回 | 280° | 280° | |||||
| 搭載モニター総重量 | 40㎏未満 | 40㎏未満 | |||||
| 左右動(長手動) | 2,100mm | ー | |||||
| 前後動(短手動) | 800mm | ー | |||||
| アーム回転半径 | コントロールアーム | 1,100mm | 1,100mm | ||||
| エクステンションアーム | ー | 1,000mm | |||||
| アーム旋回角度 | コントロールアーム | 330° | 330° | ||||
| エクステンションアーム | ー | 330° | |||||
| ケーブル配線処理 | アーム内部 | アーム内部 | |||||
| 標準装備 | ワンタッチグリップ | ○ | ○ | ||||
| アクセサリーカバー | ○ | ○ | |||||
| ティルティング機構 | ○ | ○ | |||||
| オプション | 防護板・無影灯組み合わせ | ○ | ○ | ||||
| ステータスビュー(AS-MTF-SV) | ○ | ○ | |||||
| ケーブルキャリア(AS-MTF-CC) | ○ | ー | |||||
| サイドグリップ(AS-MTF-SG) | ○ | 標準装備 | |||||
| レール延長 | ○ | ー | |||||
| インナーロックスイッチ | ○ | ー | |||||
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※仕様は改良のため、変更する場合があります。
【Option】ステータスビュー(AS-MTF-SV)
X線システムからの信号によりLEDを点灯します。広い視野角度を持っているので、検査・治療中にどのポジションからでも容易に確認できます。
※X線システム本体との信号形態により接続できない場合があります。
【W-type Only Option】サイドグリップ(AS-MTF-SG)
モニターの側面に配置された操作用グリップです。
モニターを回転させる際にグリップを握ることで、目的のポジションへ確実にセッティングできます。
※天井固定式:標準装備、レール式はオプションとなります。
【W-type Only Option】ケーブルキャリア(AS-MTF-CC)
チェーン状の可動体にケーブルを収納し、機器の移動に伴うケーブルのねじれや引っ張りといったストレスを軽減します。
また、標準のカーテン方式に比べ、天井下の空間がすっきりとした印象になり、撮影室内の視認性を妨げません。
用途
医療分野
X線透視室
モニター懸垂器と放射線防護板が組み合わさっていることで、X線透視室内の省スペース化を実現します。
また、これまでそれぞれ天井工事・据付作業を行っていたのを一体化し、コスト削減が可能です。
製品に関するお問い合わせ
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